たられば妄想北海道編 〜’95旭川実業③〜

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東の横綱・帝京高校

改めて、、

凄まじい破壊力!!
どんだけ鍛えたの前田さん!!

大観衆による
地鳴りのような大歓声が
甲子園に響き渡った…

それは、
一瞬の出来事・・・

第77回
全国高等学校野球選手権大会

準決勝・第2試合

8回裏──

好ロングリリーフ
旭実エース角井クン

巧みな投球術で
帝京自慢の1・2番コンビ
田村クン坂本クンを打ち取り…

“ツーアウトランナー無し”

あとアウト4つで
夏は初となる北海道勢の
決勝進出が見えてくる…

ドキドキしつつも
淡い期待を抱いた矢先…

帝京3番打者
吉野クンが
捉えた打球は・・・

あっ、と言う前に
レフトスタンドへ
吸い込まれてしまった。。

がっくり旭実ナイン
狂喜乱舞の帝京ベンチ

一度は、、
退部した男の劇砲に
前田監督涙がキラリ☆

旭 実 210 200 00
帝 京 112 000 01

「でも、まだ、同点。。」

その時北海道地区は
60%に迫る視聴率を記録!

テレビに釘付けとなった
北海道民はそんな想いで
観戦していましたが…

次の瞬間──

豪打帝京の4番
スラッガー桝井クンが
振り抜いた打球は・・・

センターバックスクリーンへ!

背番号8・早川クン…
早々と追うのを諦めた…

恐ろしや帝京
恐れ入った前田三夫

復活の吉野クン
2年生スラッガー桝井クン

2者連続本塁打!!

遂に、帝京高校に
ひっくり返されてしまった(°_°)

旭 実 210 200 00
帝 京 112 000 02

立ち竦む…
旭実・込山監督。。

冷静沈着な
エース角井修も
さすがに同様を隠せない…

そんな中、
投じた一球を…

天下の帝京の5番
本家クンは見逃さない!!

「えぇぇぇ〜〜??」

旭実アルプスの
悲鳴を切り裂く打球は…

ライトポール直撃。。

な、な、なんと…

帝京高校クリーンナップ
三者連続本塁打!!!

こんな記録、
夏の甲子園で見たことない…

バース掛布岡田かっ
冗談は縦ジマだけにしてくれ(ToT)

旭 実 210 200 00
帝 京 112 000 03

2点差。。

こちらも
好ロングリリーフ
本家クンの出来から…

正直、重い
重〜い2点差…

しかーし!
実に4試合連続逆転勝利

“ミラクル旭実”

ここからが、
本領発揮じゃないか☆

と、そんな願いも虚しく…

9回も簡単に
ツーアウトランナー無し

しかも2点差。。

あぁ、鹿商戦の時と同じだ…

胃がキリキリしちゃうけど
裏を返せば?勝ちパターン?

そんなこんな
強引なこじつけを
考えている間に・・・

打席の3番早川クン
追い込まれてしまった…

まさに絶体絶命
土壇場、崖っぷち…

しかしセンス溢れる
巧打の3番打者は
当然諦めてはいなかった!

本家投手の4球目──

外のスライダー
なんとか拾った打球は…

フラフラ〜っと
セカンドライトの間へ。

「落ちろ!落ちろ!落ちろー!」

日曜の昼下がり
この瞬間65%に到達した
北海道民の視聴率が影響?!

道産子の願い
通じた当たりは…

ポトリと野手の間に!

が、次の瞬間!

ライトに回った
田村主将から一塁へ
矢のような送球が〜(゚o゚;;

ま、まさかのライトゴロ?!

「セーーーーフ!!」

あっぶねぇ〜〜

早川クンもベンチも
そして北海道中が
安堵の表情を浮かべる中…

迎えるバッターは…

「4番キャッチャー岡田クン」

オカダのダが上がる
素晴らしいウグイス嬢の
美しいアナウンスに…

甲子園球場は、
大大大歓声に包まれる!!

皆さん知っているんですね。
鹿児島商戦の追撃アーチを☆

“岡田は諦めない!岡田は諦めない!”

大阪ABCの名実況が
最高に大好きなんだなぁ〜

しかし、初球でした…

本家投手の外の変化球
引っ掛けた打球は・・・

サード真っ正面…( ̄O ̄;)

あぁ、夏が、遂に終わった。

そう思った次の瞬間!!

サード西村クンの前で
打球がポーーンと跳ねた!!

「イ、イレギュラー?!?!」

これまた、、
鹿児島商業戦と同じ…

9回二死から!!
三塁手前の奇跡!!!

あの時は横に…
今回は頭上を跳ね…

なんと言うミラクル((((;゚Д゚))))

世界一とも呼ばれる
阪神園芸さんが整備する
甲子園球場において…

ありえない奇跡が。。

今、起きました。。

早川クン岡田クン
アグレッシブな好走塁で
二死ながら二、三塁…

一打同点の
大チャンスに迎えるは…

「5番ピッチャー角井クン」

カクイのイが上がる
アナウンスに球場全体から…

大きな、大きな、
割れんばかりの大きな拍手☆

すっかり大会の顔となった
頼れる背番号1・角井修(・∀・)

なんとなんと!
甲子園球場全体から
手拍子、そして角井コールが…

「カクイ!カクイ!カクイ!」

俗に言う“宇宙空間”が
完全に旭実の5度目のミラクル
期待しまくっています!!

一方で、、
この大会の帝京は
完全にヒールでした。

大会前──

激しい練習に嫌気がさした
レギュラー3年生3人が…

夏を前にチームを離れる。。

東東京大会──

「控えの投手に経験を積ませるため」

コールド勝ちとなるランナーを
三塁にとどめおき非難された。。

そして・・・

甲子園初戦──

優勝候補として乗り込むも
ラフプレーにブーイングが。。

北海道勢初の決勝を目指す
元気はつらつミラクル軍団と…

ヒールとなる要素が重なった
優勝経験のある東京の強豪校…

このコントラストに
スタンドは異常過ぎる
雰囲気となる中・・・

百戦錬磨の闘将
前田三夫は冷静でした。

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